自殺してしまった先輩
最近、有名人の方の訃報が続いていますね…。
日本の今年の自殺者数は、警察庁の発表によると1万3109人(8月時点)。1カ月間の平均は約1639人です。去年の1カ月平均は約1681人なので、コロナ禍にも関わらず若干減少しています。ただし気になるのは、直近2カ月の増加傾向です。7月は1795人、8月はさらに増えて1849人。コロナのパンチがボディーブローのように効いてきているのかもしれません。
昨日の竹内結子さんの訃報に触れ、昔、編集部に入社したての私を「るー、るー!」とペットのように?可愛がってくれた先輩、キヨコさんのことを思い出しました。
毎日の仕事終わり、キヨコさんは色々な所に連れて行ってくれました。中でもキヨコさんの行きつけだった生演奏のあるオールディーズバーはとても刺激的なナイトスポットで、今でもキラキラした店内や雰囲気を鮮明に思い出せます。
あの頃、情緒不安定な私はよくキヨコさんに「生きるのが辛い」と言っていました。するとキヨコさんは「何がそんなに辛いの?私にはワカラン!」と笑い飛ばしてくれたものです。しかしそんなキヨコさんは、ある日突然逝ってしまいました。生まれたばかりの赤ちゃんをこの世に残して。
強く見えるあの人も、最強の人生を歩んでいると思われるあの人も、本当の心の状態は分からないもの。とはいえ、そうは分かっていても、誰かを守れるほど自分自身、成熟していないのが恥ずかしい限りです。
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