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日米離婚比較

December 12, 2019

日米といっても、アメリカは州によって法律が違うので、私が知っているカリフォルニア州と日本の離婚の違いについて少し書いてみましょう。

 

例えばあなたが妻で、夫が若い女性と不倫した挙句に自分を捨てると言い出したとき、日本では「有責配偶者」である夫をある意味懲らしめることができます。

 

よくある懲らしめ方のひとつが「離婚しないこと」です。今すぐにでも離婚して若い女性との新生活を始めたい夫に、これは効きます。この状況から離婚するには、夫はまず別居する必要があります。5~8年ほどの別居期間を経て、かつ生活費や養育費を滞りなく払っているという「誠意の歴史」を積み立てれば、裁判所はまあ離婚を認めてくれます。

 

もう一つの懲らしめ方は、もう離婚はOKして、慰謝料を払わせることです。

 

 

一方、カリフォルニア州が採用しているのは、無過失離婚(No Fault Divorce)です。カリフォルニア州では夫が若い女性と浮気しようが、ギャンブルやドラッグにはまって婚姻破綻の原因を作ろうが、理由は問わず、どちらかが「離婚したい」と思えば責任追及なしで離婚できます。つまり、離婚しないことによる懲らしめはもちろん、慰謝料の請求すらできません。

※法律改正や状況によって変わる可能性があるので、詳しくは必ず弁護士に確認してください。

 

初めてカリフォルニア州の法律を聞いたとき、そしてそれに則って浮気夫との離婚を経験したとき(2008年)、「なんて殺生な」と思いました。

 

でも今ではカリフォルニア州の法律にすっぱりばっさり終わらせてもらって、時間の無駄にならずに良かったなあと思っています。5~8年かけて懲らしめられるとなったら、自分の人生の大切な5~8年間を投じて…という気持ちになっていたかもしれません。そういう選択を本当に自分がしたのかどうかは分かりませんが、この選択肢が目の前にぶら下げられなくて本当に良かったと思います。

 

理不尽であれなんであれ、すっぱりばっさりサヨウナラ。大切な人生をアホ男のために一秒も無駄にせず、自分の幸せめがけて一直線に進む、というのが、今思えば一番の"懲らしめ”なんだと心から思います。

 

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