廃人になりそうな時:コロナ禍
前回、「ちょっとでも時間ができるとふら~っと廃人になりそうな心境になることも」と書きましたが、確かに「この先、世界はどうなっちゃうんだろう」なんて言葉が頭に浮かぼうものなら、不安の奈落に、まるで渦巻に吸い込まれるように落ちて行く感じがあります。
ですから私にとっては、とにかく忙しくすることが不安対策。しかし一方で、忙しくすることだけが対策というのは、無理があるということにも気付いています。疲れて何もできない日や病気になってしまった時は、この対策は使えないのです。
そんな中、先月、仕事でこんな文章に出会いました(S.Kさん、ありがとうございます)。
「何かを達成しようとがんばるのをやめることが、何より良い時もある」
アメリカのキャニオン・ランチというウエルネス系ホテルの紹介記事の一節ですが、思えば物心ついてからこのかた、私はいつも何かを達成しようとがんばっていました。まるでがんばるのをやめたら全てが終わってしまうかのように。私は哀れな赤い靴のバレリーナです。

ですがこの素敵な1行に出会ってからは、しばしば思い出しては心を深く休ませられる瞬間が出てきています。
「何もしないでいい」
「がんばらなくていい」
「何も達成しなくていい」
お天気の日、雨の日、嵐の日――私の心も自然の一部なので、このコロナ禍を機に、心を自然に任せる日も作ってみたいと思います。
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