たまには仕事のこと

May 29, 2020


たまには私の仕事のことも書いてみようと思います(え?そもそもこのブログは、仕事のことを書く目的で始めたんじゃなかったっけ?)。

 

えへん^^!

 

今、流行りの、そして実はいつの時代も不変的に美しい「ミニマルデザイン」ですが、先月、こんな花瓶に仕事で出会いました。

 

 

(Photo: foscarini.com)

 

イタリアの照明ブランド、フォスカリーニのランプ「Madre」です。ぺったりとした究極のミニマルデザインで、際立った装飾もないのに、なぜだか惹き付けられていつまでも見ていたくなります。何かを美しく作ろうと思ったら、いろいろ豪華な飾りなどを付けたいものですが、そういう、言ってみれば目くらましを完全に省いたミニマルデザインの美というのは、真のクリエーターのみが創り出せるものです。

 

さて、私の編集やデザインという仕事では、今回、いつも携わらせていただいている雑誌のデザインがリニューアル。誌面が極限までシンプルなミニマルデザインになったことで、「言葉の真のパワー」が試される運びとなりました。

 

その意味は、例えば下の写真を見てみてください。書体がいかにも速そうでしょう?

 

しかしリニューアルされたミニマルデザインでは、雑誌全体を通して、タイトルには一貫して1種類の書体が同じ大きさで使われることになりました。つまりバイクの記事も、優雅なホテルの記事も、全て同じ書体(と大きさ)になります。

 

というわけで、書体や大きさを合わせた後のイメージはこういう感じです↓(これは分かりやすくするための例で、実際の誌面はもっと美しいです)

 

そして気付いたのは、「今までどれほど書体や文字の大きさに助けられていたんだろう」ということです。ここまでこそぎ落とされた限りは、文字はもっと強くならなければなりません。もっと、「文字そのもの」で読者を魅了しなければならないのです。

 

とても難しい技ですが、同時にワクワクもします。これはまるで目隠しをして料理を食べさせるレストランのようでもあります。目から入る情報を省き、「味」そのものだけでお客を満足させてみたいという究極の挑戦。

 

料理は目も含めて味わうものだよ、と言われるかもしれません。誌面デザインも書体を含めて楽しむものでしょう、でも、逃げも隠れも出来ない「こそぎ落とされた状況」でどこまで人々を喜ばせることができるか、それは物創りオタクのみが知る、幸せな挑戦なのです。

 

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