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アメリカの広告表現 その2《デザイン》 日本の感覚をそのまま持ち込んだら失敗

ウェブサイトやパンフレットなどをアメリカ人対象に作る場合はご注意を。好まれるテイストは、日米で全く異なります。 まず日本では「かわいい文化」が発達していて、かわいい、親しみやすいデザイン展開が人気です。それを象徴するのが、日本のゆるキャラ戦略。アメリカに進出した日本企業が「まずはマスコットキャラクターを作ろう」と考えるケースもあります。しかしアメリカでは擬人化キャラクターを使った宣伝は、一般的に「子ども向け」商品にのみ有効です。ご自身の商品がそれに当たるか確認してみてください。 下のアメリカの商品には右にマスコットキャラクターのKC君が入っています。

日本の場合は大人向けでも十分大丈夫ですが、アメリカではパッと見た瞬間に「ああ、子ども向けなんだな」と理解されます。 少し話はずれますが、両国で人気のアイドルを見ても趣向の違いは歴然としています。日本で人気なのは、AKBなどのかわいい系(アメリカ人でも好きな人はいますが、ごくごく一部です)。一方でアメリカではティーンのアイドルもセクシーで大人っぽいのです。 アメリカで大人向け商品の宣伝戦略を練るときは、日本の「かわいい戦略」を持ち込まないで、「大人の洗練」を狙ってください。

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