映画という最強のイメージ戦略
私が韓国に住んでいた90年代はもう100%、韓国映画に出て来る日本人はとんでもない卑劣な奴ばかりでした。残酷であり金の亡者でもあり、さらには変態。物語中にさりげなく入るプロパガンダ的セリフ、「桜(空手なども)は本当は韓国が発祥の地なのよ」なども目立ちました(今はどうでしょ?)。
「結婚しろ」「結婚しろ」と言われた韓国時代
当時、韓国に住んでいたら、必ず聞かれるのが「結婚は?」でした。「まだです」と答えると、「なぜしない」「結婚しなさい」という説得攻撃。通りすがりの人や道を聞いたお巡りさんからまでも、年中、結婚しろ結婚しろと言われていました。
韓国の銭湯:見知らぬ人と…
前回、「銭湯で背中を洗ってもらいながら」と書きましたが、私は留学時代、町の小さな銭湯によく行っていました。下宿にもシャワールームはあったんですけど、大きなお風呂にのんびりと浸かるのが好きでして。
韓国語を習った→街角で口論人間へ
90年代のワタシ この前、韓国では「街角ではやたらに怒鳴っている人が多く」…と書きましたが、韓国語を習うにつれ、私も街角で大声で口論する人へと変貌していきました(笑)。 何を口論しているかというと、私の場合は大抵、日本人に対するステレオタイプへの反論です。韓国で特に多く言わ...
ヨンソンという不思議な男
この前、ヨンソンという旧友について書きましたが、彼はなんだか不思議な男です。出会ったのは90年代前半。ヨンソンが日本の大学に留学していた頃に飲み仲間になりました。 ヨンソンはお世辞にも美男子とは言えない風貌で(ごめんね)、背も163センチの私より小柄かそれくらい。それでいて、実に
「この野郎、乗れ!」
私の名前「猪股」は、よく笑われます。 昔、広告代理店時代、担当ゲイバーで店長に名刺を出したら、オネエサン大爆笑で「イノシシの股って笑える~!!」。 意外にも、既に大人であったこの日が初めて、自分の名前が面白系だと気付いた瞬間です(笑)。「まさかイノシシ年じゃないよね!?」――^^
困って見つめ合った思い出
韓国のことを書いたので、色々思い出してきました。 90年代後半、私は晴れてソウルで学生となったのですが、同時に今経営している有限会社を個人事業主形態で運営していました。インターネット時代の到来に感謝。学校から戻った後、下宿先の小さなボロ部屋で日々、某大手クレジットカード会社の会員
ソウルで初めての全自動
韓国では下宿生活をしていました(90年代のこと)。ソウルの大学街には学生を何十人も住まわせている下宿屋さんがたくさんあります。私が住んだ下宿も学生さんが20人ほど住んでいました。 洗濯機は共同で全自動だったのですが、実家が古式ゆかしい二層式派だったために、私は使い方が分からず。す
あの頃はチョーヨンピル
今でこそ、韓国といえば韓流ですが、私が住んでいた90年代は『釜山港に帰れ』のチョーヨンピルが‟韓流”でした。韓国に住むと言ったら「北京に住むの?」などと聞かれた時代です。 また、日本の韓国語クラスに通っていた80年代は、クラスメートの中高年女性に「どうして韓国語を習おうと思ったん