

手を差し伸べてくれたイザベル
渡米直後、元夫と住んだ家は、1階のベランダが水辺につながっていて、カヌーなどで出かけられる美しいヴィラでした。色とりどりの花が咲き乱れる庭園内にはアヒルが歩き回り、ちょっとした楽園のような雰囲気です。日本のビジネスを閉め、先に渡米していた夫だけを頼りにやって来た私は、そこで新生活


アメリカ:あおり運転と銃社会
日本では危険なあおり運転の問題が取りざたされていますが、アメリカでももちろんあおり運転はあります。 ★あおり運転:road rage ※直訳すると「路上の憤怒」、あおること+それ以上の過激な行動を指す★前の車のすぐ後ろに付けて走ること:tailgating 私もアメリカでroad


カジノディーラーさんのお話
さすがラスベガス、ご近所にカジノのディーラーさんが3人も住んでいます。そのうちの一人、台湾人のKさん(女性)が先週、うちにランチに来てくれました。 カジノのディーラーさんと話す機会なんてこれまでの人生で全くなかったので、私は興味津々。あまりにも質問し過ぎて「本でも書きたいのか?」


日米離婚比較
日米といっても、アメリカは州によって法律が違うので、私が知っているカリフォルニア州と日本の離婚の違いについて少し書いてみましょう。 例えばあなたが妻で、夫が若い女性と不倫した挙句に自分を捨てると言い出したとき、日本では「有責配偶者」である夫をある意味懲らしめることができます。 よ


体より先に悲鳴を上げるのは、脳である
最近、「フリーダイビング」に関する記事に携わる機会がありました(M.Tさんとのタッグ。おかげで素敵に仕上がりました)。 フリーダイビングとは、タンクなどの呼吸補助器材をつけずに潜るダイビングですが、顔を水に付けることもできない怖がりの私には、一生無理なスポーツです。しかし


義娘の子育て★体罰再考【アメリカ】
私の時代の日本は、体罰は当たり前でした。 家庭でも何かしたら、説明なくほっぺたバシーン!頭ゴツーン! 中学校ではソフトボール部に所属していましたが、バント練習でボールが1メートル以上転がったら、先生からげんこつをいただいていました。帰り道、皆で頭を触り合ったら見事に凸凹で、頭の形


カジノの甘い罠
ご存知、ラスベガスはカジノの街で、世界中から観光客が集まります。そんな中、ホテルのマーケティン部の方に取材すると、「観光客の方も大事です。でも地元の方々の集客にも力を入れています」という声が聞かれました。「観光客の方は多くて数年に1回いらっしゃるだけです。でも地元の方々は毎週でも


マイボール作りました【アメリカのボウリング事情】
6月初めから連日深夜11時まで残業、土曜日も仕事…という過酷な生活をしてきましたが、やっとひと段落つきました! さて、その唯一の休みである日曜を使って、マイボールを作りました。はい、ボウリングです! これを言うと、へえ、ボウリングが趣味だったの?と言われるのですが、そうでもなく。


太宰治との山崎富栄の遺書
静かな砂漠の夜、青空文庫の項目で目にとまったのは、『雨の玉川心中』というタイトルでした。著者名に「太宰治 山崎富栄」という2人の連名。分野は「遺書」です。開いてみるとまぎれもなく短い遺書でした。 「このあいだ、拝借しました着物、まだ水洗いもしてございませんの。おゆるし下さいまし」(遺書の中に富栄が記した言葉) 山崎富栄は、太宰治とともに玉川上水に入水自殺をした太宰の愛人です(知り合った当時、2人とも既婚。ただし富栄の夫は結婚後すぐに出征し、そのまま戻らなかった)。一説に太宰は独占欲が強くなった富栄に無理やり心中させられた、というものもあります。そして青空文庫には富栄が太宰と出会ってから記した日記『太宰治との愛と死のノート』(以下)もあり、富栄の心境を垣間見ることができます。 【露店のうどん屋で太宰に初めて出会った日の日記】 「あのときから続けて勉強し、努力していたら、先生のお話からも、どれほど大切な事柄が学ばれていたかと思うと、悲しい。こうしてお話を伺っていても漠然としか理解できないことは、情けない」 【ある日の日記に記された、罪作りな太宰の言葉