

お客様は神様じゃない。
~「働く女性のLife Designマガジン アヴァンティ」に連載中のコラムより アメリカでは「お客様」は確かに客ではあるけど、決して神様ではない。スーパーに行けば、どれだけ行列ができていようとキャッシャーはしばしば手を止めて同僚とのおしゃべりを楽しむし、かつこのおしゃべりは客側の質問を遮ってでも行われる。また、小売店やレストランの中には「当店にはあなたにサービスを “提供しない権利” があります」というサインを目立つ場所に付けているところもあり、かなり強気だ。
カスタマーサービスに電話をすれば、まず、最初に人間が出ることはない。次から次に現れる機械のオペレーターをゲームのようにクリアし、さらに1時間ほどたらい回しされた挙句に電話が突然切れることもある。少なからず起こるこのアクシデントについて、大手企業のカスタマーサービスで働いていた知り合いに聞くと、「1時間に何人裁くというノルマがあるので、ややこしい問合せは間違えたふりをして切るんだ」との回答(え!)。
宅配業者はしばしば小包を玄関の前に置いて、ピンポンダッシュで逃げていく。家